駆動化ユニット

当社プレシードが開発した、フリーローラーコンベア駆動化ユニット「PFD-1500」の特徴を解説

2023.5.11

自社の作業効率や生産性を上げるために、多くの物流倉庫や工場で活用されているのが「ローラーコンベア」です。

なお、一言でローラコンベアと言っても、重力や人力によって荷物を送り出す「フリーローラーコンベア」と電力とモーターによって荷物を自動的に搬送する「駆動ローラーコンベア」の2種類に分かれます。

比較的、安価で手軽に扱えるといった理由からフリーローラーコンベアを活用している物流倉庫・工場も多いのではないでしょうか?

しかし、ラインに流す荷物の量が多くなってくると、フリーローラーコンベアでは対応が難しくなります。

さらに、近年では物流や工場の人手不足やコロナ対策で、作業員の人数を極力少なくしてコンベアを運用したいというニーズが存在しています。

対策として、駆動ローラーコンベアへの変更が考えられますが、据え付け工事の期間はラインを止めなければなりません。また、駆動ローラーコンベアはフリーローラーコンベアより製品価格が高いため、高額な導入コストも懸念されます。

そのような課題を解決するために最適なのが、当社、株式会社プレシードが開発した最小限の工期・ライン停止時間でフリーローラーコンベアの駆動化が可能な「フリーローラーコンベア駆動化ユニット PFD-1500」です。

本記事では、PFD-1500の製品概要から取り付け・動作仕様、4つの導入メリットまでご紹介します。最小限の負担で自社の課題を解決したい場合は、ぜひご確認ください。

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フリーローラーコンベア駆動化ユニット「PFD-1500」の特徴とは?

フリーローラーコンベア駆動化ユニット「PFD-1500」は、フリーローラーコンベアに後付けし、駆動化を実現する装置です。

既存のフリーローラーコンベアを活かしつつ、駆動化を実現できるので、ラインのレイアウト変更や据え付け工事などを一から行う必要がなく、工場・倉庫内への導入期間は最短で済みます。

さらに、駆動ローラーコンベアに完全に置き換えるより比較的導入コストがかからない点も大きな特徴です。

また、荷物の量が少ない段階ではフリーローラーコンベアでラインを運用し、荷物が多くなってきたら駆動化するといった柔軟な対応をワンタッチで行えます。

操作性も高く、顧客の要望に合わせて柔軟なカスタマイズにも対応しているので、自社の課題をピンポイントで解決できます。

フリーローラーコンベア駆動化ユニット「PFD-1500」の取り付け・動作仕様

PFD-1500は、既存のフリーローラーコンベアの下部に取り付けて使用します。

製品の構造として、フリーローラーコンベアの摩擦力を利用して駆動化を実現しているのが特徴です。具体的には接触しているローラーの下部を進行方向とは逆方向に駆動させ、ベルトローラーの上部に載せられた荷物を自動搬送しています。

また、ユニット全体は上下移動も可能です。これにより、フリーローラーモードと自動モードの切り替えを実現しています。

ローラーとPFD-1500の駆動ベルトは自動モードでは接触し、フリーローラーモードでは接触しません。歯車などで結合されていないため、モードの切り替えもスムーズです。

自動モードでの運搬能力は50kg/mで、標準仕様で最大長さ1.5mのフリーローラーコンベアに対応しています。

なお、フリーローラーコンベア駆動化ユニットの動作風景は、下記の動画も合わせてご確認ください。

物流倉庫・工場の作業効率化に有効!導入メリット4選

フリーローラーコンベア駆動化ユニット「PFD-1500」のおもなメリットとして以下の4点が挙げられます。

  • 既存のフリーローラーコンベアに取り付けるだけで駆動化が可能
  • 最小限の工期・ライン停止期間で導入可能
  • 人手不足や従業員の新型コロナウイルス対策にも有効
  • 作業環境に合わせた操作性にカスタマイズ可能

既存のフリーローラーコンベアに取り付けるだけで駆動化が可能

PFD-1500は、既存のフリーローラーコンベアに後付けするだけで、駆動化を実現できます。

既存のフリーローラーコンベアをそのまま活かせるため、駆動ローラーコンベアに完全に置き換えるよりも導入コストを低く抑え、ラインの自動化を図れます。

また、設備の変更に伴う作業費やレイアウトの変更を最小限に押さえられるため、導入コストの削減も可能です。

最小限の工期・ライン停止期間で導入可能

物流ラインや製造ラインは、できるだけ止めないのが原則です。そのため、設備の変更・導入のためにラインを止めてしまうのは、可能な限り避けなければなりません。

その点、PFD-1500であれば、既存のフリーローラーコンベアにユニットを追加する形で駆動化できるため、装置の導入にかかる時間やラインの停止時間を最小限に押さえられます。

工場の休業期間などにまとめて作業できるため、実質的なラインの稼働時間を大きく減らさずにフリーローラーコンベアの駆動化が可能です。

人手不足や従業員の新型コロナウイルス対策にも有効

近年、物流業や製造業では人手不足が深刻です。くわえて、コロナの影響で物流倉庫や工場でも作業区画の分断が実施されており、作業しづらい環境になっているケースも多々あります。

しかし、自動搬送できないフリーローラーコンベアを活用する場合、工程の所々に人を配置して荷物を送り出さなければなりません。

その結果、作業員が密集したり、作業員の移動が必要だったりと作業効率の悪化を招きます。

したがって、自社の生産性を向上させるために、物流ラインや製造ラインの駆動化が必要です。

なお、駆動ローラーコンベアの有用性が高いように感じますが、駆動ローラーコンベアを導入するほどではない荷物の量や規模の場合、PFD-1500の導入によって、局所的な駆動化を図れるといったメリットもあります。

作業環境に合わせた操作性にカスタマイズ可能

PFD-1500は、動作のスイッチや緊急停止ボタンの配置などを自由にカスタマイズできます。ご要望があれば複数配置も可能です。

また、駆動モードとフリーローラーモードをスムーズに切り替えできる点もポイントです。

たとえば普段の軽い荷物は自動モードで搬送し、重い荷物は慎重にフリーローラーモードで搬送といった柔軟な対応を実現できます。とくに荷物のバリエーションが広い物流業では、非常に便利です。

もし、何らかの理由でユニットが故障した場合でも、フリーローラーモードで稼働できるため、ラインが完全に止まってしまうリスクを避けられます。

まとめ

近年、物流や工場を取り巻く環境は厳しさを増している中、人手不足やコストの上昇に頭を悩ませている経営者・担当者の方も多いのではないでしょうか。

くわえてコロナ対策によって、工場の環境改善が求められている現場も多いのが現状です。

コンベアの駆動化を進める工場・物流倉庫も増えていますが「価格」や「設備導入にかかる時間」などの問題で、現実的に難しいケースもあります。

そのようなお悩みへの解決策として、低予算かつ短納期で工場・物流倉庫内の人員不足・作業効率を解決できる「フリーローラーコンベア駆動化ユニット PFD-1500」の導入をぜひご検討ください。

導入に伴う相談・お見積もりは無料で承っております。

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