HVLS大型シーリングファンによる工場やイベントの換気対策・効果
人が密集しやすく、熱気もこもりやすい工場・イベント会場では、熱中症対策・感染症対策としての換気が必要不可欠です。
しかし、室内の空間が広く、騒音も発生しやすい工場・イベント会場において、効率的な換気が難しいケースも少なくありません。
熱気や空気が滞留しやすい広い空間を効率的に換気したいなら、大風量によって室内全体の空気を攪拌できる「HVLS大型シーリングファン」が最適です。
本記事では、工場やイベント会場における換気の難しさを解説し、換気対策としてHVLS大型シーリングファンを導入する効果・メリットについてもご紹介します。
また、弊社「プレシード」が開発・提供する「SD-FAN」の高い換気性能やコストメリットについてもお伝えします。自社工場・イベント会場の換気対策にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
工場やイベント会場などの建造物の換気方法や頻度は、建築基準法やビル管理法などによって定められています。
工場の場合、建築基準法により「1人が活動するのに必要なスペース」と「人の呼吸量」から必要な換気量を算出する必要があります。工場により必要な換気量が異なるため、自社での算出が難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
なお、具体的な工場における換気方法は、おもに以下の3種類です。
局所排気 | 有害物質が発生しやすい特定箇所に排気口を設置して排気する換気法 |
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プッシュプル換気 | 吹き出し口から出した空気を吸い込み口で排気することで、外の空気と入れ替える換気法 |
全体換気 (希釈換気) | 外部から大量の空気を取り込むことで、工場内の有害物質を薄める換気法 |
有害物質が多く発生しやすい場合は、局所排気かプッシュプル換気、有害物質が少量かつ発生源が点在する場合では、全体換気が適しています。
また、工場内で取り扱う素材・薬品によって、必要な換気回数は異なります。一般的な目安としては、1時間に10〜30回程度の換気が必要です。とくに、熱気や有害物質が発生しやすい工場では、こまめな換気を心がけしましょう。
イベント会場では、ビル管理法により「1人あたり毎時30㎥」の換気量が必要とされています。
なお、換気量を維持する方法として、厚生労働省では「窓の開放」または、換気扇を使用して換気する「機械換気」を推奨しています。窓を開放して換気を行う場合は、30分に1回以上窓を全開にし、数分間の換気を行うことが推奨されています。
工場・イベント会場での換気が必要な理由
仕切りのない大空間が基本である工場やイベント会場は、空気や熱気がこもりやすいため、以下のような問題が発生しやすくなります。
- 熱中症被害
- 工場内の有害物質による健康被害
- 密状態による感染症の拡大
従業員・来場者の熱中症を防ぐ
工場の屋根や壁は金属製であることが多く、日光による熱を受けやすい傾向があります。加えて、製造過程で熱が発生するケースも多いため、工場内温度は高温になりやすくなります。
さらに建物の構造上、熱気がこもりやすいため、適切な換気を行わないと従業員の熱中症リスクが高まります。
人が多く集まるイベント会場も同様に熱気がこもりやすい場所です。密集状態になるため、汗をかきやすく、混み合った状態では水分補給も難しいため、熱中症のリスクが高まります。
上記の理由から、季節を問わず熱がこもりやすい工場やイベント会場では、熱中症のリスクを避けるための適切な換気対策が必要です。
工場内の有害物質による健康被害を防ぐ
薬品を使用する工場では、製造過程で有害物質が発生するケースも少なくありません。空気がこもりやすく、有害物質も溜まりやすい工場内において、換気が十分でないと従業員に健康被害が出る恐れがあります。
また、換気不足によって工場内の湿度が上昇すると、カビが発生する可能性が高まります。その結果、喘息やアレルギー性鼻炎、肺炎、真菌感染症など、従業員への健康被害が発生してしまうリスクにも繋がります。
他にも、換気を怠ってしまうと、不完全燃焼による一酸化炭素中毒事故の発生リスクも高まります。従業員の大切な命を守るためにも、工場内における適切な換気対策は必須といえるでしょう。
密状態による感染症の拡大を防ぐ
人が多く集まり、密集状態になりやすいイベント会場は、感染症の温床にもなりやすい環境です。とくにイベント会場のような密集状態での感染症対策として、もっとも重要とされるのが換気です。
新型コロナウイルスの脅威が落ち着きつつある現在、新たな感染症拡大を予防するためにも、イベント会場における効率的な換気方法・設備が問題視されています。
HVLS大型シーリングファン導入による工場・イベント会場の換気対策と期待できる効果
天井が高く、仕切りのない大空間である工場・イベント会場は、オフィスビルやコワーキングスペースなど仕切られている施設と比べて、空間内に存在する空気の量が膨大です。
広い空間の場合、空気が循環しにくいため、窓の開放や換気扇による換気を行っても、不十分な場合があります。理由として、空気量が膨大な空間において、窓や換気扇の周辺のみが換気される「ショートサーキット」という現象が発生しやすいためです。
どれだけ換気を心がけても、ショートサーキットによって、十分な換気ができなければ、熱中症や有害物質による事故の発生リスクが高まります。したがって、工場やイベント会場などの大規模施設では、室内全体の空気を効率的に換気ができる設備が必要です。
工場やイベント会場の換気対策として、HVLS大型シーリングファンが最適です。天井から大量の空気を送るHVLS大型シーリングファンであれば、天井が高く、空気量が膨大な工場やイベント会場でも、効率的かつ適切な換気が可能です。
弊社「プレシード」が開発・提供している「SD-FAN」は、工場・イベント会場の換気対策として、非常に高い効果を発揮します。
ここからは工場・イベント会場にHVLS大型シーリングファンを導入するメリットと、SD-FANの換気性能の高さを具体的に解説します。
熱気・熱中症対策
工場・イベント会場は、製品の製造工程や人の密集により、熱気が発生しやすく、こもりやすいため、熱中症や結露、カビなども発生しやすい場所です。
HVLS大型シーリングファンを設置すれば、室内全域の空気を循環できるため、こもった熱気を排出し、施設内の温度や湿度の上昇を抑制できます。その結果、結露やカビの発生など、作業員や製品に悪影響を及ぼす現象も予防可能です。
また、熱中症対策には、冷房設備で室内温度を下げることも重要ですが、エアコンの設置が難しい施設もあります。
エアコンの設置が困難な工場・イベント会場においても、天井から吊り下げる大型シーリングファンであれば比較的設置しやすいです。
プレシードが開発・提供する「SD-FAN」は、14900㎥/minの大風量によって、施設内の体感温度を最大6℃も下げられるため、エアコンの設置が難しい場合の空調設備として最適です。
冷暖房との併用で省エネ効果
工場やイベント会場のような大空間全体に冷気・暖気を行き渡らせるためには、非常に強力な冷暖房装置が必要になります。しかし、強力な冷暖房装置を稼働させるためには、それ相応の電力が必要になるため、コスト的に導入が難しい場合もあるでしょう。
ランニングコストは出来るだけ削減したいが、施設内の暑さ・寒さ対策も無視できないのであれば、HVLS大型シーリングファンと冷暖房設備の併用が最適です。
HVLS大型シーリングファンで施設内の空気を対流させれば、効率的に冷気・暖房から排出された適温の空気を室内全域に行き渡らせられます。その結果、冷暖房効率が大幅にアップするため、空調設備にかかるランニングコストの削減に繋がります。
ただし、HVLS大型シーリングファンを稼働する際にも電気代はかかるため、省エネ性能を比較し、消費電力の少ない製品を選ぶことが重要です。
「SD-FAN」は非常に高い省エネ性能を備えており、1ヶ月の電気代は1台あたりわずか3,629円。1日あたりコーヒー1杯分=120円程度の電気代で自社工場・イベント会場の換気を効率的に行えます。
有害物質やウイルスの被害を防止
有害物質やウイルスによる健康被害を防ぐには、換気によって、空気中の成分濃度を薄くすることが重要です。
大風量によってこもった空気を効率的に排気し、新鮮な空気と入れ替えられるHVLS大型シーリングファンは、有害物質やウイルスが原因となる健康被害の予防策として、効果的です。
有害物質やウイルスの除去は、従業員の命に関わる重要な問題です。手遅れになってしまわないよう、万が一、HVLS大型シーリングファンが故障した際でも、素早く対応してくれる製品を選択する必要があります。
HVLS大型シーリングファンの多くは、海外メーカー製ですが、迅速なアフターフォローを求めるのであれば、国内メーカーをおすすめします。
とくに「SD-FAN」は、準国産製品として、国内設計・国内調達・国内組立を実現することで、最短2週間の迅速なアフターフォローを提供しており、トラブル発生時も安心です。
心臓部の部品を国内で製造し、それ以外の部品を台湾メーカー製にすることで、高性能と低価格を両立しているため、高い費用対効果も期待できます。
自社工場・イベント会場を効率的に換気できる設備をお探しの方や、導入コスト・ランニングコストは最小限で、効果の高い換気設備をお求めの方は創業30年の日本装置メーカー「プレシード」が提供する「SD-FAN」の導入をご検討ください。
「SD-FAN」の製品詳細や導入フロー、本体価格など、不明な点がございましたら、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。