工場の熱中症対策に。HVLS大型シーリングファン導入の効果

熱中症は夏場の工場や倉庫において、労働者の命に関わる深刻な問題です。労働者を守る責任を果たすために、自社工場・倉庫の熱中症対策を検討・実施している経営者・管理者もいらっしゃるかと思います。

しかし、自社の熱中症対策を実施するにあたって、下記のような課題に悩まされているケースも多いのではないでしょうか?

  • 冷房にかかる電気代が高い
  • 空調設備の導入コストがかかり過ぎる
  • 具体的にどのくらいの効果が得られるか分からない

上記のような課題を解決するためには、安全な労働環境を整えつつ、コストも抑えられる設備が必要です。
エネルギー効率に優れた空調設備であるHVLS大型シーリングファンは、抱える課題の解決策となります。

本記事では『なぜ製造業・運送業が他業種と比較して熱中症被害が多いのか』『熱中症対策としてHVLS大型シーリングファンがいかに有効か』といった2つの点に照準を絞って解説します。

また、熱中症対策として当社「プレシード」が開発・提供する「SD-FAN」導入によるメリットと効果についてもお伝えします。
自社工場・倉庫を快適な労働環境に変える冷房・空調設備をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

総務省消防報告データによると年々、熱中症患者は増加傾向にあり、令和3年が約4.8万人だったのに対し、令和4年では約7万人にまで膨れ上がりました。軽度の方も含めると、熱中症の被害者数はその数倍と考えられるでしょう。

企業にとって労働者の健康は、生産性に直結する重要な問題です。たとえ軽症であったとしても、熱中症を発症した作業員は、しばらく安静にしなければならないため、工場全体の作業効率を悪化させる要因になります。

労働者の身体的な被害を防ぐだけでなく、生産性の低下といった不利益を大幅に減らすためにも、工場・倉庫内の熱中症対策は非常に重要です。

製造業の熱中症被害は全業種の約16%を占める

職場における熱中症の発生状況をみると、最も割合の高い建設業についで、製造業が続きます。例年、屋内での作業が中心となる工場や倉庫でも、非常に多くの熱中症被害が発生しています。

こまめに休憩や水分補給をすることは大前提として、工場・倉庫内の熱中症被害を根本的に減らすには、施設内の環境を整備する必要があります。

工場・倉庫で熱中症が発生するおもな原因

炎天下の屋外で作業をする建設業において、熱中症被害が多いことは容易に理解できますが、屋内であっても、条件が揃えば熱中症になる可能性は十分あります。

工場や倉庫など、屋内でも多くの熱中症被害が発生している現状を鑑みると、対策は必要不可欠です。具体的な対策を検討するためにも、工場や倉庫において熱中症が発生するおもな原因を把握しておきましょう。

輻射熱によって体感温度が上がりやすい

夏の工場や体育館など、屋内施設の体感温度が上昇するおもな原因は「輻射熱」です。輻射熱とは、赤外線によって伝わる熱であり、物体の温度が高くなると、そこから周囲に電磁波を出して熱が広がります。

特に工場の場合、屋根や壁の素材が金属製やストレート屋根が多いため、輻射熱によって室内の温度が上がりやすくなります。また、輻射熱は建物内部に設置されている断熱材では、防ぎづらいといわれています。

輻射熱は人体にも影響を与え、体感温度を高く感じさせたり、脱水症状を引き起こしたりするため、少しでも施設内の熱気を緩和できる対策が必要です。

空調・冷房の効果を発揮しづらい

施設の面積が広く、天井が高い傾向のある工場・倉庫内では、空調・冷房が十分、効果を発揮していないケースもあります。

「冷房をつけても全く涼しくならない」と感じ、冷房の故障や不調を疑った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なお、広い室内の場合、エアコンから冷たい空気を送るために、出力を上げるまたは、設置台数を増やすといった対策が必要となりますが、コストの問題によって現実的に難しいケースも多いです。

また、工場や倉庫などの遮蔽物が多い場所では、冷房に加えて、空気を循環させるための対策も必要です。コスト面の課題を解決するためにも、施設内の空気循環と室温の低下を同時に実現できる設備を導入するのが、理想的です。

製品の製造過程で熱が発生しやすい

工場・倉庫内では太陽光による熱以外に、製品製造や運搬に使用する機械からも熱が発生します。

たとえ、乾燥路や焼却炉といった直接的に熱を生み出すものでなくても、機械は運転しているだけで熱を生み出すため、施設内の室温を上げる1つの要因です。機械から発生する熱も輻射熱であり、機械と屋根から伝わる2つの輻射熱が工場内にこもることで、サウナのような耐え難い暑さになってしまいます。

2つの輻射熱を施設内に滞留させないためにも、工場・倉庫内全体の空気を循環させる必要があります。

工場の熱中症対策に有効!HVLS大型シーリングファン導入による効果

構造上、熱がこもりやすい工場・倉庫内は、熱中症被害のリスクが非常に高い環境です。熱中症のリスクを下げるには、直接的に室温を下げるだけでなく、空気の循環を効率的に行う必要があります。

そこで提案したいのが、HVLS大型シーリングファンです。大きな羽根とパワフルなモーターを備えたHVLS大型シーリングファンであれば、広い施設内の空気を効率的に循環できます。

ここからは、熱中症対策としてHVLS大型シーリングファンの有効性を解説します。

HVLS大型シーリングファンは、熱中症対策以外にも幅広い効果に期待できるのが特徴です。他の空調・換気設備と比較して、省エネ性能が高く、コストパフォーマンスも優れているため、HVLS大型シーリングファンを導入する工場・倉庫は年々増加しています。

【体感温度最大−6℃】大風量で熱気を撹拌

HVLS大型シーリングファンは、エアコンのように空気を冷やす機能はないものの、大風量によって、室内の熱気を全体的に攪拌できます。

面積あたりの設置台数が適切であれば、HVLS大型シーリングファンの稼働中、室内のどこにいても心地よい風を感じられます。

さらに、上空に滞留する暖かい空気を下方へ送ることで、冬場の暖房効果も高められます。夏場だけでなく、1年中活用できるのはHVLS大型シーリングファンを導入する大きなメリットです。

弊社「プレシード」が開発・提供している「SD-FAN」は最大14900㎥/minものの風量を実現しているのが特徴です。室内に気流を発生させ、空間の温度差を均一にすることで体感温度を最大−6°Cまで下げられます。

また、大風量によって、工場・倉庫内に一定の空気の流れができるため、工場内の湿度を最大15%程度、カットできるのも大きなメリットです。

湿度が70%を超えると、熱中症のリスクが高くなるため、湿度と体感温度を下げてくれる「SD-FAN」は、熱中症対策として非常に効果的です。

他の設備よりランニングコストを削減可能

HVLS大型シーリングファンは、他の空調設備と比較して、導入コストとランニングコストの両面で優れているのが特徴です。

本体価格の相場は約150〜400万円程度ですが、メンテナンスフリーの製品も多いため、導入後の手間やコストを大幅に削減できます。

ランニングコストに関しては、扇風機やエアコンを複数台使用するよりもはるかにお得です。
なかでも「SD-FAN」は、1,300㎡の広範囲へ風を届けるために、必要な電力はわずか0.84kWと、非常に高い省エネ性能を誇ります。

ご家庭でお使いの一般的なドライヤーの消費電力が約0.7〜1.2kWなので、同等以下のランニングコストで工場・倉庫内の熱中症対策を実現できます。

冷房との併用で冷却効果と省エネ性能をアップ

既にエアコンが導入されている場合でも、HVLS大型シーリングファンの導入を検討する余地はあります。

エアコンとHVLS大型シーリングファンの併用によって、より効率的に室内温度を下げ、エネルギー使用量を減らせます。

エアコンのみだと場所によっては室温のムラが発生しますが、HVLS大型シーリングファンを併用すれば、天井から室内全体の空気を撹拌できるため、障害物の多い倉庫や工場でも快適な作業環境を実現可能です。

また、室内全体の温度を下げるために設定温度を低くするといった非効率な電力消費を防げるため、結果的に熱中症対策にかかるランニングコストを削減できます。

とくに、低消費電力と大風量を実現した「SD-FAN」であれば、自社施設の熱中症対策において高い費用対効果を期待できます。

「熱中症の被害を抑えるためにも自社の労働環境を快適に保ちたい」「できるだけ低コストで効果の高い熱中症対策を実現したい」とお考えであれば「SD-FAN」の導入をご検討ください。

なお「SD-FAN」の製品詳細や導入フロー、本体価格など、ご不明な点がございましたら、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。

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