工場・倉庫内における、さまざまなトラブルの原因となる「結露」。結露の主な発生原因となる「寒さ」と合わせて、工場・倉庫内の悩みの種になっているケースも多いのではないでしょうか。
本記事では、工場・倉庫内における結露が発生する原因や対策がなぜ必要なのか、「結露・寒さ」への対処法として大型シーリングファン(HVLSファン)をおすすめする理由を解説します。
費用対効果の高いおすすめ大型シーリングファン(HVLSファン)メーカーもご紹介するので、快適な労働環境を実現したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
工場・倉庫内の結露には「寒さ」が大きく関係
工場・倉庫内で結露が発生するひとつの原因として「寒さ」が大きく関係しています。寒さといっても単純な気温の低さではなく、正確には「室内外の寒暖差」が主な原因です。
空気中に含まれる水蒸気の量は、気温が高ければ高いほど増加します。水分を多く含んだ空気の温度が低下すると、気体の状態を維持できなくなった空気が水に変わります。これが結露発生のメカニズムです。
具体例として、暖房や製造機械の動作熱によって暖められた工場・倉庫内の空気が外気温の影響を受けやすい窓付近で水に変わり、窓ガラスに付着する現象が挙げられます。
したがって、結露の発生を抑える場合「室内外の寒暖差」と「湿気」への対策が必要となります。
工場・倉庫内で結露・寒さ対策が必要な理由
工場・倉庫内において結露や寒さ対策が必要な理由として、以下の3点が挙げられます。
- 面積が広く空調効率が悪い
- 窓が少ない施設が多い
- 製品の品質管理のため温度調整が必要
効果の高い改善策を導入するためにも、まずは問題が発生している根本的な理由を把握しておきましょう。
面積が広く空調効率が悪い
一般的に天井が高く、敷地面積も広い施設が多い工場・倉庫は、空調が効果を発揮しづらい環境です。
空調設備によって工場・倉庫内の空気を循環できないと、湿気がこもりやすくなり、結露も発生しやすくなります。
なお、湿気が多い=空気中の水蒸気量が多い状態を改善するための方法として、空調設備の導入以外に除湿剤・除湿器の設置や換気といった対策も効果的です。
しかし、大空間の施設では、なかなか高い効果を得られないケースも多くなります。
そのため大空間の施設では、換気や除湿といった細かい対策以外に、施設内の空間全体をカバーできる空調改革が必要となります。
窓が少ない施設が多い
手軽に実施できる結露・寒さ対策として効果的なのが、施設内の換気です。
しかし、工場・倉庫の中には窓が少なかったり、設備の関係で開けられない構造・配置になっていたりする施設も多く存在します。
特に、異物混入リスクのある食品関係や精密機器を取り扱う工場・倉庫の場合、窓を開けて外気を取り入れるのが現実的に困難です。
また、室内の空間が広い工場・倉庫の場合、窓を開けるだけでは結露対策として効果を見込めない可能性もあります。
施設の用途によっては、そもそも窓を設置できないケースもあるため、換気以外の結露対策を導入する必要があります。
製品の品質管理のため温度調整が必要
工場・倉庫内では、製品の品質を管理するために、室内の温度調整が求められるケースもあります。
食材を扱う食品関連の製造工場・倉庫や、製造環境が品質を大きく左右する科学薬品や電子機器関連の工場では、徹底的な温度・湿度管理が行われています。
冬場でも室内の温度・湿度を一定に保つ必要がある施設の場合、外気温の変化によって意図せず、結露が発生しやすい環境になってしまうケースも珍しくありません。
また、エアコンなどの空調設備によって室内の温度管理を徹底しても、空間が広いと温度のムラが発生しやすくなります。温度のムラが生じると、部分的に結露が発生したり、場所ごとの寒暖差が発生するなど、従業員が快適に働きづらい環境になってしまいます。
しかし、室温を下げて室内外の寒暖差をなくす方法は現実的ではないので、施設内の湿気と室温のムラをなくすための改善策が必要となります。
工場・倉庫内の結露や寒さによって発生するトラブル
工場・倉庫内に結露が発生すると以下のようなトラブルの原因になります。
- 保管物や製品の品質低下
- 設備に錆・腐食が発生する
- カビや悪臭が発生しやすい
- ダニや害虫が繁殖しやすい
結露によって生じる湿気によって、保管物・製品の品質が低下したり、建物や設備の劣化が早まったりとさまざまな悪影響が発生します。カビや悪臭、ダニなども発生しやすくなるため、従業員の健康被害を引き起こす原因にもなりかねません。
建物や設備のメンテナンスコストを抑えるだけでなく、従業員が安心して快適に働ける環境を実現するためにも、結露対策は重要です。
しかし、結露対策として外気温の寒暖差を減らすために、室温を下げると「寒さ」によって従業員のモチベーション低下やケガ、体調不良が発生するリスクが高まります。
そのため、快適な室温と結露対策を両立できる解決策を検討する必要があります。
工場・倉庫の結露や寒さ対策に大型シーリングファン(HVLSファン)をおすすめする3つの理由
出典元:SD-FAN(HVLS大型シーリングファン) | 株式会社プレシード
大型シーリングファン(HVLSファン)は、工場・倉庫の結露や寒さ対策として、非常に高い効果を発揮します。
効果を発揮する理由として、以下の3つをご紹介します。
自社倉庫の問題を解決できる空調設備をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
- 大風量で工場・倉庫内の空気を効率よく循環
- 省エネ性能が高い
- 夏の熱中症対策などオールシーズン活用できる
関連記事:HVLS大型シーリングファンを工場・倉庫へ導入する効果・メリット
大風量で工場・倉庫内の空気を効率よく循環
大風量を発生させる大型シーリングファン(HVLSファン)であれば、空間の広い工場・倉庫内でも空気を効率よく循環できます。
大風量によって、施設内の空気を撹拌できれば1箇所で冷やされ続けることがなくなるため、結露の発生しにくい環境作りが可能です。
また、風を送り込むことで室内に溜まった湿気も撹拌できるため、工場内の湿度を最大15%程度カットできます。
さらに、上方に滞留した暖かい空気を撹拌し、室温のムラを解消できるのも大きなメリットです。室温を均一化できるため、足元が冷えやすい冬場の工場・倉庫内でも快適な労働環境を実現できます。
大型シーリングファン(HVLSファン)は、温度・湿度の2方向からアプローチできる湿度・寒さ対策として最適な設備といえます。
省エネ性能が高い
工場・倉庫内に大型シーリングファン(HVLSファン)を導入するメリットとして、省エネ性能の高さが挙げられます。
大型シーリングファン(HVLSファン)の消費電力は製品によって大きく異なりますが、一般的なドライヤー以下の消費電力で、広範囲に行き渡る大風量を発生できる製品もあります。
たとえば、「プレシード」が開発・提供している「SD-FAN」は非常に高い省エネ性能を誇るのが特徴です。1ヶ月の電気代は1台あたりわずか3,629円、1日あたり120円程度の電気代で工場・倉庫内の湿度・寒さ対策を実現できます。
出典元:SD-FAN(HVLS大型シーリングファン) | 株式会社プレシード
そのうえ、1台で1,300㎡の広範囲に及ぶ大風量を巻き起こせるため、低コストで効果の高い結露・寒さ対策を実現できます。
夏の熱中症対策などオールシーズン活用できる
大型シーリングファン(HVLSファン)が活躍するシーンは、結露・寒さ対策が重視される冬場だけではありません。
大風量によって、室内の熱気を全体的に攪拌できるため、真夏の工場・倉庫における熱中症対策としても効果的です。気流を発生させることで、空間の温度ムラを均一化できるため、施設内の体感温度を下げられます。
同時に体感温度に影響を与える湿度も下げられるため、工場・倉庫内における熱中症対策として効果的です。
季節を問わず、快適な労働環境を実現できるのは、大型シーリングファン(HVLSファン)を導入する大きなメリットとなります。
関連記事:工場の熱中症対策に。HVLS大型シーリングファン導入の効果
費用対効果の高い結露・寒さ対策を実現したい事業者様へ
工場・倉庫の結露や寒さ対策について、以下のようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
- 結露や寒さ対策として効果の高い空調設備を導入したいけど、コストが気になる
- 工場・倉庫全体をカバーするには、膨大な数の設備を導入しなければならない
- 導入後のランニングコストをできるだけ抑えたいが、最適な製品が見つからない
そのようなお悩みの解決手段としておすすめしたいのが、創業30年の日本装置メーカー「プレシード」が提供する「SD-FAN」です。
「SD-FAN」は14,900m³/minもの大風量で、施設内の空気を全体的に攪拌できるハイスペックを備えながら、他社メーカーの約半分のランニングコストを実現しています。
さらに、電子部品以外を台湾メーカー部品を採用することで、導入しやすい価格も実現。モーター部分は20年、ブレード・ハブ・制御部分・コントローラーは10年と、業界最長クラスの保証を提供しているため、長期間安心してお使いいただけます。
結露・寒さ対策として高い効果を見込めるだけでなく、導入コスト・ランニングコスト面も優れた「SD-FAN」の導入をご検討ください。