「仮説を持つ」は私の口癖かもしれない。
「仮説を持て、失敗を認め、失敗に学び、次の行動に取り入れよう。」と続けたい。現在進行形は仕事も政治も経済も技術も、感染拡大も動いている。結果が出て来てからの評論では自分の判断能力を見過ごしてしまう。
現状を経過の中で、自分がどのように考えたかを、心に刻むことは重要だ。未来が分からない時にどの様に推移するだろうかとの仮説を持つことは非常に重要だ。野球の試合が終わってなぜ負けたかを語る評論家ではなく、今日の試合はどちらがどの様な勝ち方或は負け方をすると予測する人こそ私は信じる。
占いではない。毎年正月に今年がどうなるかをカードや水晶玉で占うペテン師や、毎日の運勢を星占いで予測するアホらしい占い師とは意味が違う。現状のDATAと業界の動向や未来学、歴史学、技術論での仮説である。簡単に当たるわけではないが、予測し外れる経験が自分の考えの甘さを修正する機会となり成長に繋がる。
私は新しい仕事では技術的課題も必ず構想という仮説を持つ。他社や前例の資料もその仮説をもって見るよう心がけている。そうすると出会う装置の工夫されていることによく気付ける。
仮説を持ってテーマと向き合わないと、自らの工夫と知恵が出る前に他人の案を自分も簡単に同意として受け入れてしまう。もっといい構想がある、又は負けてしまったという敗北感が仕事には重要だと思う。人生では悩むことに価値があり成長がある。悩みを避けて通れば感動も少ない人生となる。「僕の前に道はない、僕の後に道は出来る‥」と詩人高村光太郎は詩“道程”の中で述べている。正に実感する言葉だ。
与えられただけの構想を無批判に受け入れると、進歩がない設計者が進歩がない装置を産み出しただけとなり感動創造には程遠い装置となる。更にそれがトラブれば、存在意義さえ問われる。感動を求めるには仮説に悩むことが重要だ。努力し悩むことを避けてその先の感動だけを求める安っぽい人生にはしたくないものだ。
2020.8.16記す
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