11月末に高校のミニクラス会を行った。地元中心に東京からも集まった。同級生だから当然還暦で勤務先企業で定年を迎える者たちが多い。定年がないのは私と坊主やっている友くらいだった。それなりの企業や公務員、病院、大学などに勤務していた連中だが最近は何故か輝きを感じないのは白髪頭だけで気のせいか。しかし、まさに老後を語る集まりになってきた。退職後は某大企業で副社長から慰留されるのを振り切って趣味で新しい仕事を立ち上げるという強者もいれば、天下りもいれば再雇用もいる。皆、若き日や家族を語りはしても未来や夢を語ることが少なかった。
大企業、中堅企業に勤務しているだけあって再雇用を希望すれば可能な連中が殆どで、一見羨ましい立場だと思ったが、具体的に内容を訊いてみると給与は6割が最高額で、半額、4割もっとも低かったのはいま課長なのが時給840円のアルバイト職員になるというのもいた。現実は厳しいものだ。再雇用制度が機能しているとは言ってもかっての部下や後輩たちの下で働き給与は半分にも満たないのでは士気を維持しろというのも気の毒だ。それでも彼らは現実を知っているのか働く場所があるだけ有難いというものが殆だった。
定年というのは外部から自動的に年齢で決められることに寂しさと抵抗を感じる。自らで能力低下を判定できて減給や去るべき時期判定できないかと思う。逆に私のような立場は外から決められることはない代わりに引くべき時期を誤って老害を垂れ流すことが無いように常に自分の引き際を考えて行かねばならないと創業のころから考えていた。経営者には定年がない代わりにそれ以上に厳しく我が身を律する必要がある。自らを解任するような覚悟と気迫が無ければ経営者はそれを続けるべきではないと思ってきた。その時期も近いのかもしれない。
若いころ見た光景、老社長が共に老化した社屋の壁が黄ばんだ社長室で昔話をしている風景がいくつも目に焼き付いている。その後は社長達は亡くなったか会社が亡くなったかということは多かったが成長して引き継いだという事例は殆ど覚えがない。我社にもこのよくある事例が起きないようにしたいものだ。
以下にNさんが好きなサミュエル・ウルマンの詩「青春」の一節を記す。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老いる。
人は自信と共に若く 失望と共に老いる。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
若者は若さについて語らない、語るのが老人の始まりと昔は思っていたが…(笑)
2013年12月8日
株式会社プレシード
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