社長の部屋CEO's ROOM

02.経営論

創業21年目に思う

2010.11.06

 創業21年目をこの11月1日に迎えた。昨年の記念すべき20周年を悲惨な状況で迎えたことからすれば隔世の感がある。

「真実ばかりではなく、真実をどう思っているかを隠さねばならない場合が多い。事実は反対でも、そう言ってはならないことを知らねばならない。…リーダーであれば、つまり、他の者から頼りにされているのであれば、そうであり続けねばならない。」シャクルトンの言葉。

昨年は常にこの状況に晒された。事実を伝えられない、伝えるとすれば「トップとしては諦めていない、今でも夢を追っている。」という真実だった。

 

 創業21年を迎えた今、多くを本音で語れるような状況となった。見回せば語る相手も増えた。新たな仲間を迎えていることは大きな強みである。私の知らないことが今後益々増えて行く寂しさと共に、頼もしさを感じている。

 

 組織が拡大するのに対して強い意志を持って組織統治を進めないと組織全体が見えなくなるのは当然である。努力と成果が報われない組織であってはならないし、増して不正やずるさが利をなす運営になってはならない。幸いかな人員削減などの為に査定をする必要はない有難い状況である。不足な能力は外部から導入してもいい状況かもしれないが、出来れば社内の人材の活用でその個人の能力拡大と未来への躍進に貢献したいと思う。

 

 今後人事が我社の運営に重要なテーマとなる。人材育成、人事異動、社内登用、外部からの採用、成長支援など、50名を遥かに超えてしまった今、大きな今後の課題となる。スペシャリストもジェネラリストもいていいが、何も出来ない人材は組織として教育・能力開発を支援したい。勿論、教育は企業の主たる業務ではない、あくまでも支援でありその気で立ち向かうかは本人次第だし、その手助けを最も出来るのが直属上長だと確信する。組織の成長の為に高い山頂を示し、そこへ登る部下を育ててもらいたい。

 

 来るべき23期を迎えるにあたり、組織統治を改めて見直したい。創業時からすれば実に多くの人材が揃った現在、その人材をいかに育て如何に活かすかが最重要テーマともいえる。埋もれた人材を発見するとともに、人事異動、教育、登用を盛んにしたい。 経営理念に「人を活かしきる。」を謳っている。正にその経営責任を問われる時代が来たと思っている。人は育つのではなく、育てるものだ。生まれ持った能力に任せず企業として明確な方針を持って育てることを始める時期だと思っている。

 

 「企業は人なり」という。その言葉は本来の個人能力に頼るというのではなく「育てる」ということが企業の力となると意味も含んでいると感じている。社員を仕組み、文化を持った企業とならねばないと21年目にして強く思う。

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