5Sの最後に「躾」が謳われている。当社では創業当初より会社の大きな運営方針として「自主性」を謳ってきた。他人を矯正するイメージある「躾」は敢えて強権的には行ってこなかった。自発的な進化を期待してきたし、私も「躾」という言葉は嫌いだった。しかし、今世界的な経済危機の中、当社も嵐の真っただ中から脱出するため強力な指導運営が必要になってきたのを痛感している。その嵐の中の組織運営の成否のカギが「躾」と思うようになった。ここで「躾」が5Sに敢えて謳われている意味を考えてみたい。
企業は組織が約束通り機能することが最も重要なことと思う。その為に決められたマニュアル、就業規則、整理整頓などが実行される。しかし、どんなに決めごとが多くても実行能力に欠けていては絵にかいた餅に過ぎない。また、決めごとに想定していないことが発生したら誰も対応できないでは組織の大きな痛手となる。臨機応変に対応できる能力を日頃から養い維持するのが「躾」と思うようになった。高いモラルを維持してこそ存在を評価され敬意も得られる。
「挨拶が悪い」、「時間を守らない」、「歩くのが遅い」、「服装身なりが乱れている」など直接生産に響く筈はないと思いがちだが、生産性が高く利益が大きな職場に前記のような習慣がないのを見れば高いその効能は大きいと考えねばならない。高いプロ意識を創造するのが「躾」である。部下を躾けるのはもちろん、自らを高いモラルの職業人に躾ける力を蓄えよう。
今、会社は大変な危機の中にある。これは多分社員諸君には理解できない程の大きな危機である。これを生き残るためにはひとりひとりの成長とそれを支える高いモラルが必要と思う。重荷となる人員が存在できる場所は会社に無くなっていく。全員が会社を進化させる人財であってもらわねばならない。それには先ず「躾」が原点であると考える。自らを躾けるとともに部下や仲間、会社の悪い習慣を躾なおしてもらいたい。私も先ずは重箱の隅をつつくような小さなことも気づいたことは先ず声に出し指導したい、生き残る力を持った社員と会社であるために。
*?挨拶、服装、身だしなみ、立ち振る舞いでさえ奥が深いことを考えてみよう
株式会社プレシード
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