社長の部屋CEO's ROOM

07.トップメッセージ

「なぜ働くのか」4

2012.10.22

 今日は久しぶりに懸賞付きトップメッセージ 「…… 私たちはもっと労働について語らねばならない。労働の持つ内容は、現在語られている多くの恋愛よりも、インテリゲンチャのある種の悩みよりも、ないしは消費生活の絢爛さよりも、はるかに豊富で、人類を益するものである。」  昭和13年雑誌「新潮」に掲載された熊本が生んだ或る作家の小説の最後尾の文章である。

 “働くということは単に生活の糧を得る為の手段だけではなく、働くことは自分の成長を促したり人生を豊かにしたりすることで、恋愛や哲学や物を手に入れる喜び以上に価値があり社会を豊かにする。決して仕方なく働くとうい狭量な考えでなく人生をより深く広くする意味合いも考えてみよ”ということを作品で伝えているように思う。残念ながらこの作家は一つの代表的な作品以外はほとんど知られていないが、その作品以上に幾つかの短編が私を感動させる。

 さてこの作家と代表的作品とは?  メール回答先着一名に私からQUOカード1000円分を進呈!!(現在は、終了) 私は学生の頃、一時期この作家の一部の小説に傾倒した。この作家はプロレタリア作家として有名であり一部には共感しない作品もあるが、自らの貧しい生い立ちから生まれた作品には素朴な働くこと生活することへの厳しさと温かさがある。

 昭和初期の厳しい生活環境の中でさえ、貧しさの中で働くということは卑屈なことではなく崇高で気高く生きることだと伝えている。

 もしこの作家の作品に興味あれば別途連絡あれ。

**答えは熊本県出身の作家徳永直です。(2013年9月9日)

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