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2002年 ラジオ体操への思いー経営編

ラジオ体操への思い

松本 修一 2002.5.17


 プレシードでは創業以来、朝礼の前に全員でラジオ体操を続けている。私個人は、サラリーマンとして社会人になった日から続いている。ラジオ体操には、思い出と思い入れがある。

 1980年、私は何年も人に出遅れてやっと5月に地元企業に就職した。出来れば人生の遅れを取り戻し、二度とこの悔しさを味わいたくないという思いを強く持っていた。就職した機械メーカーは大学の専門からは畑違いであり、何も自分をアピールできる肩書き資格も持ち合わせていなかった。何とか今から自分に力と自信をつけていきたいものだと心底思った。そのとき、「何か簡単なことでも一番になれるものを探そう。」と決意した。その一つが「ラジオ体操だけは社内で一番になることを目指そう。少なくとも誰よりも一所懸命にやることは今日からでも出来るはずだ。」と心に誓った。決して運動が得意な人間ではないがそれ以来20年以上、ラジオ体操を手抜きしない姿勢は変わっていない。毎日そうやって続けていくといろいろなことに気付くようになる。


 まず、健康状態を実によくチェックできるし、よくない部分を戻す力にもなり、腰痛など病気の予防等にもなる。私の体の柔軟度があまり落ちないのも勿論ラジオ体操のせいである。全ての動きに無駄がなく、全ての筋肉や筋の状態がチェックできるように造られている。実によく考えられていると最近でさえ新たな発見がある。誰よりも上手にラジオ体操が出来るとは言わないが、20年間ずっと進歩しつづけてきた私のラジオ体操である。


 しかし、本当のラジオ体操の効能は、肉体に及ぼすことよりも人間の精神的なありさまを映し出すテレビのような力に奥の深さを感じる。新入社員がラジオ体操をするのを見ると、本当に今までの生き方や性格、考え方が見えてくる。協調性、自信の有り無し、正直な人間性かごまかしの人生を送ってきたか、など不思議なくらい見えてしまう。文章や会話で接してそんな筈はないと思っても、ラジオ体操を通して見る直感が正しいことが多い。どんなに取り繕っても見えてしまうぐらい正直に現れる。ラジオ体操がいい加減になって来たり、音楽のリズムと合わなくなってきた社員がいたりすると、間違いなく社内での存在感が薄くなってきている。辞めてしまう遥か以前に予測されることが多い。心配事が有る者は、力が抜けて目がうつろな体操になる。逆に日頃の行動が変わり、社会人として成長してくるとラジオ体操も間違いなくうまくなってくる。行動、精神のありようがラジオ体操を変えてしまうのだろうが、逆にラジオ体操に精神や行動を変える力はないのだろうか。そうであれば、ラジオ体操を一生懸命にしていると精神も高まり、人生が開けていくと言えるのだが。少なくとも私の場合には、ラジオ体操が自分を成長させる効能は随分あったように思う。

 そういうラジオ体操ではあるが、入社後、ラジオ体操がうまくなっていく人は少ない。入社の頃が一番上手だったような者もいる。暫く、下手になりその後はつらつとしたラジオ体操をするようになった者も多い。

 とにかく、毎日ラジオ体操をはつらつと出来る人は幸せな人だと言えるのは、20年間で得た教訓である。

 

 

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