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「新人の頃」その3

「新人の頃」その3 

2015年7月19日 

 

 初めて働く熊本の工場の夏はひ弱な私には強烈だった。夏場は水分の取り過ぎと疲労もあって朝は全く食欲がなかった。入社時に3年間は絶対にやめないと自らに誓っていなければ辞めていたかもしれない。将来この仕事に夢を見出すなど全くできなかった。この職場で働いて現場で鉄板に穴をあけたり溶接したりして力をつけて工場長などという世界で一生を終えて満足するのか、広い世界に出ていく構図が描けるのか、辞めるまで自問する日々は続くことになるが、先ずは今日の暑さで自分に言い聞かせた、「食えなけりゃ倒れるぞ」。毎朝、ご飯と味噌汁の朝食は喉を通り難くても必ず食べた。


 無理に食べていた夏の朝食も3年もすれば当たり前の習慣となった。学生の頃、殆ど朝食を軽んじていたのが、この頃に毎日朝食をとる習慣がついた。今思えばこの頃のお蔭でその後に健康を保って働けているようにも思う。苦しい仕事で始まったが、3年もすると仕事自体には体も慣れて、問題つぶしをしながら納期に仕事を仕上げるのもそれなりに面白さも感じ始めた。苦しいことも継続すればその苦しみは次第に薄れ、やがてそこに楽しささえ見つけ出すという大きな経験をした。人は慣れるという素晴らしい能力を持っている。耐えて我慢して活路が開けるという教訓は後の経営の下地にもなった。


 仕事の面では、旧来のやり方や部品の規格変更などの業務改革が力試しとして面白くてたまらなかった。勿論、経験不足や無知ゆえの失敗もあった。現場のオッサンたちが鬼の首を取ったように歓び馬鹿にした。しかし、次第に実績を上げる度にその声も静かになって行った。

 

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