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社歴を語る その5

社歴を語る その5

 

「BBQ大会」

2015年9月21日

 

 確か竣工式直前だったと記憶するが、早朝7時半ごろ新工場に出社の為に工場用地の角に来ると女子高生が頭から血を流して目を閉じて倒れていた。近くには乗っていた自転車と若い我が社の社員とその車があった。車から降りてすぐに救急車を呼んだが、正に目の前が真っ暗になって立ちすくんだ。やっと引っ越した見ず知らずの集落の中で、新工場の運営が始まるときに大きな人身事故が起きたのだ。もしこの隣の家の女の子が死んだら果たしてこの見ず知らずの集落で営業など出来るだろうか…。普段は絶対に神頼みなどしないと誓っていた私だが、この時ばかりは「どうぞこの女の子が無事回復しますように。近所関係が壊れませんように。」と神に密かに祈った。目の前の事実はとても無事に円滑な運営が始まれるような状況には見えなかった。頭が混乱する中で、もしこれが無事に済んだらこれを何とかプラスの教訓としようと考えた。

 

 その後、正に奇跡的に女の子の無事な回復が見届けられ、隣家にも誠意を認められたのを機に春のBBQ大会の開催を決めた。見ず知らずの地でお互いを平時に知り合っていることで何か起きたときに信じあう基盤からの話し合いが出来るとの考えからだった。

 

 多くの社員にとって殆ど記憶にない事件だろうが、私にとってこの事件が無事収束できたのは奇跡だったし多くの学びがあった。先ずは起きたことを変えられなくても、何としてでも結果をプラスに変えて見せるとの覚悟あれば、意外と道が開けるということ。正に天佑であって奇跡のような道が開けたという実感を得た事件だった。

そういう背景あってBBQ大会を始めることとなったが、どうせやるなら社員が主体的にお客様をもてなすという課題に挑戦する行事とし、お客様とはもっとも我々の存在を温かく見守ってくれるご近所と社員家族だと定義した。取引先だけが我社の大切な人たちではないとの経営スタンスを出したかった。

 

 とはいえ、最初の2、3回までは「社員諸君が企画準備ました」と挨拶で言ったが実情は総務と私が段取りと指揮采配することから始まった。しかし、その後は全く私は口出ししないで会が運営できるようになった。これは我が社の頼もしい組織力ともいえる。人を歓ばせる力こそ私が経営理念の筆頭に掲げる「感動を創造する」の原点である。今後も自主運営で、会社利益の為でもない行事を運営し感動を創造できる力を持つ企業であってもらいたいものだ。

 

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