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参禅記その6

参禅記その6

2013年10月13日

 

 いつもの場所に勝手に席をもらい坐禅を組む。いつもの場所という壁には見慣れた壁板の節目がある。この節目が妙に愛おしい。毎回坐禅ではこの節を見つめることにしている。40分の間に私の場合視線が左に移ろうとするのは姿勢が連れていくのだろうか、その姿勢を節目を正面に見ることで修正している。 
 爽やかな季節で坐禅を組んでいると近くの国道を走るトラックの車輪の音が聴こえる。また、別の音を聴こうと耳を澄ますと幾つもの虫の声が聞こえる。一つ一つの音の発生源には運転手がいて、鈴虫がいて、コオロギがいる。しかし、私はその音源と絶対に出会うことはないし、その音源の人なり虫が私の心に響き影響を与えているなど発生源の人も虫も知る由もないだろう。一期一会の出会いであろうが、ここではついには一会の機会さえなく過ぎていく。人の社会でも対峙して影響し合うことも多いが、もっと多いと思うのは影響を与えたことさえ気づかずに相互に影響を与えているということ。一期一会というのはその出会いさえ思わねばならないとふと思った。
 相変わらず雑念ばかりの私の坐禅だが、振り返ると次第に日常雑念からは遠ざかって爽やかで気持ちいい時間となりつつはある。

2013年10月13日

 

※2013年11月4日社長トップメッセージより

 

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